パルプンテ奪回

通されて入った内部では、近未来的な容器の中にパルプンテが入れられている。 そしてそれを、三人の科学者が見守っていた。 どうやら衛兵から申し送りはされていないようで、科学者がヒャダルコの侵入をとがめてくるが ヒャダルコは聞く耳をもたなかった。 …

いよいよパルプンテが抑留されているエスタ国立魔女記念館にやってきた。 記念館なのか。祈念館だと思っていたよ。 魔女の再来がないように祈念する場所ではなく 魔女という災害を記念する一方で、裏側では対魔女の研究も続けていたのだろう。 おそらくエス…

その後のことはいちいち書くことはないだろう。 ぽちが順調に運んできたリボンをつけることで無敵になった主人公たちは 順調にレベルアップボーナスを稼ぎながら実力をつけていった。 ぽちもどんどんアイテムをカツアゲしてきてくれて いよいよパルプンテを…

そこで思い出したのがオカルトファンのことだ。 これまで集めた情報から、必要な道具が「鉄パイプ」「モルボルの触手」であることはわかっている。 そして、その二つはもう10以上集まった。 あとの一つが何かわからないが ぽちの力でもう集まっている可能性…

ラグナ像作成のお手伝いを終えてシュミ族の村を後にする。 デリングシティ、シュミ族の村と二つの観光名所を見物したから いよいよパルプンテを迎えに行こう。 でもその前に、魔女祈念館の情報を集めようと 訪れたエスタシティは大変なことになっていた。 月…

言葉とはほかの生き物と人間とを分かつ特徴のひとつである。 それはこの世界でも変わらないだろう。 ほかの生き物からの優越性を信じているならば、動物に言葉を教えようとは思わない。 イルカは音波によってかなりの情報をやり取りするというし サボテンは…

話に出てきた長老の家に行ってみる。 最高権力者なのに質素なそのたたずまいは シュミ族が長老になるかどうかの採点基準に『質素倹約を旨とすべし』があることをうかがわせる。 内部には水槽がありお付きが一人ついているがあくまで内装も控えめで たたずま…

シュミ族の村を歩きまわり、いろいろな話を聞く。 シュミ族の収入源は地下資源の採掘らしく 採掘の深度が広く深くなるにつれ、それでは生活の拠点も地下に移したほうがよくねえかと思ったのだそうだ。 その深さ、実に323メートル。 うその538という言葉を…

重苦しい沈黙に包まれたデリングシティをあとにして、次に向かうのはもうひとつの観光地であるシュミ族の村だ。 今のところシュミ族についてわかっていることは三つだけで バラム・ガーデンのマスターであるノーグはシュミ族である。 ノーグはシュミ族の中で…

しかし、ガルバディア軍の所業を実際にしたわけではない市民たちは案外と醒めている。 「悪い夢を見ていたみたい。だれかが何とかしてくれるだろうって そんな心の隙間を突かれたのよね。だから魔女なのよ」 自分を落ち着いて振り返り、あれが心の隙間だった…

さて、鉄パイプも何本か集まったので眼下に静まりかえるデリングシティを訪れる。 すでにサイファーが軍を掌握し、ルナティック・パンドラを掘り出したことはわかっている。 問題なのは、どのような力の見せ方をしてサイファーが実験を握ったかだ。 魔女イデ…

さ、戦いも満喫できたので デリングシティに行ってみよう。 そう思って舳先を一路ガルバディアへと向ける。 走っているうちに、ふと高台が目に留まった。 これまではここに着地することはできなかった。 森の中ですごいモンスターがでるように、高台の上も意…

その後も淡々とサボテンを刈るうちに いろいろな特技が手に入った。 秀逸なのはつんでれ師匠の『ダブル消費1』だろう。 ダブルなら、ぽちがたくさん拾ってきた竜のウロコから作りまくって まさに売るほどある。 それを利用してファイガ×2が今ならなんと、一…

FF1の飛空艇は確か沙漠に下りられなかったと思うが ラグナロクはスピードがのろいかわりにおかまいなしに着陸できた。 さっそく歩き回ってみると ポケステでアイテムをくれるヤツが現れた。 良心がいたむなあ。 そうはいってもこれはゲームだし デュエルを叩…

さあ、パルプンテを救出するんだ。 彼女は魔女祈念館にいるらしい。 つまりエスタから遁走しろということだ。 ごめん、パルプンテ。 自らエスタ人の虜囚となったお前さんは これまでの人生でいちばんしおらしくて魅力的だったのだが 何しろこちらは2ケ月以上…

「決まったみたいね」 ヒャダルコの表情の変化をキスティス先生が見て取った。 これまで鉄の行動力の男だったヒャダルコを 先生はずっと近くで見てきている。 その行動力は、自分が傷つかないために極度に行動を制限した結果得たものだが 今度のものは、自分…

怪物の資料があった部屋にやってきて、座り込んで頭を抱える。 おそらく最後の未回収案件だったラグナロクだが 不思議なことに、エスタの人間が回収にやってくる気配がない。 大気圏の内側であれば自動操縦も可能だというのに それほどに、二人の魔女がやっ…

ラグナロクの自動操縦は至れり尽くせりで 無事にエスタの赤茶けた地表に着陸した。 待っていたのはエスタの神官だろうか、それとも権力者だろうか。 意外なほどに警備の兵はいなかった。 おそらくまませんせいの話を聞いて エスタの魔女への知識はかなり修正…