イフリートおじさんが仲間になってくれた。
名前をつけてあげよう。
火を使う。
火を使うブサイク。
……おしち?
『おしち』と命名した。
だって考えてほしい。
もしお七が美女だったら
吉三郎はお七の前に姿を現したと思うんだ。
俺なら駆けつけていろんなことをすると思う。
なのに吉三郎はお七を避けつづけた。
これはつまり、お七が醜女だったことの証左ではないか。
そこで、イフリート師匠には
今後はおしち師匠としてがんばっていただこう。
まあ名前なんかどうでもいい。