ふたたび森の中である。
ラグナが遠くを見ており、ウォードとキロスが何か調査をしているらしい。
前回の夢からどれくらい経ったのかな。
ラグナ「わりい。間違った。現場はここじゃねえ」
ラグナの方向音痴は相変わらずだ。
しかし今回は、そもそも目的地の地図自体が間違っていたので
マイナスとマイナスがぶつかりあってプラスになりましたー!
というような、ありえねえ!


装備を確認するためにステータスをみたところ
ここはセントラ・発掘現場というらしい。
セントラ。知らない単語である。とにかく進む。
敵と出会ったが、エスタ兵だった。
セントラはエスタの一部なのか。
もちろんエスタは前回の魔女戦争で魔女と組んだ悪者国だ。
戦況は最終段階で、いよいよエスタ領土にまで進行している状態なのだろう。
ジュリアとはどうなったんだろう。


適当に逃げ回っていたら海辺に追いつめられた。
エスタ兵の死に際のソウルクラッシュという技で
キロスとウォードの体力が1まで削られる。
そしてウォードが
「た……の……しか……った。……ラグ……ナと……キロ……スと
 楽……し……かった」
っておまえ死ぬ気かよ!
それにはさすがにHP残り1のキロスもぎょっとしたようで
「ウォード君、……減点……そういうこと……言うのは減点」
と彼なりの励ましを送る。面白いなキロス。
まったくだ。勘弁してくれ。まだ死ぬな。
眼下にはガルバディアの船が見えるじゃないか。
ここは崖だが。
その崖から、なんとラグナは
キロスとウォードを海に叩き込みやがった。
そして言うに事かいて
「おまえら、すげえ勇気だぜ。こんなとこから よく飛ぶよな」
アンタが! アンタが落とした今!
誰も見ていないのに、いつの間にかラグナの脳内では彼らの勇気をたたえるムードができていた。
ウソ診断機を通してもホントに自分が落としたと思っていないような気がする。


そしてラグナも転がり落ち、夢が醒めた。
それにしてもまったくわき道にそれずに崖まで来てしまったのだが
まさかここでしか発見できない師匠はいなかったろうな。
ヒャダルコたちの脳内ツッコミがまったく起きなかったのが
なんだかイベントを乗り過ごしような気がして怖い。
もしそうならやり直さないといけないのだが
前日終了時点からロードしなおしはさすがにいやだ。