さて、物語は急転直下の第三部に入りました。
ようやく思いに応えられるかと思ったヒャダルコの目の前で意識を失ってしまったパルプンテ
ヒャダルコは責任も何も放り出して彼女のことを考え続けます。
それはとても17歳らしいのだけれど
言わせてもらえばゲームの主人公らしくなく
このあたりがFF8への賛否が分かれる原因の一つなのかなと想像します。
実際、ガーデン関ヶ原からのヒャダルコの心だけを見ても
今のパルプンテへの迷妄は納得はできるのですが(ちゃんと推移を描く努力は感じられますが)
共感はできない、というのが正直なところです。
それには多分、ガーデン関ヶ原におけるありえない行動、ご都合主義的な展開などによって
「なんだ、所詮はゲームだと作る人間すら思ってるんだ」
そう私が思わされたことも影響しているでしょう。
もうすこし、ガーデン関ヶ原での展開に説得力があれば。
いいじゃないですか。ゼルが一人で敵陣に切り込んでパルプンテを助けても。
パルプンテが自分で這い上がってガルバディア兵のバリケードに見つからないように隠れてても。
せめて、岩棚のような場所や、根っこにつかまって身体を安定している描写くらいは欲しかった。
不自然な点はあっという間に10や20は挙げられるから措くとしても
それらをすべて防いでおいて
パルプンテへの思いは2個くらい前のイベントから表に出しておいたほうが
すんなり入れると思います。


とはいえ。
ふっきっちゃってここまでメソメソするヒャダルコを見ているから
パルプンテ大復活の際には非常なカタルシスを得られるでしょう。
それを楽しみにしてこのリプレイは続きます。