ルナ・ゲートはどうやら人間を宇宙に飛ばすための施設らしい。
エスタ行の主役が貫禄勝ちのイデアに、そして主賓もイデアになってしまったから忘れていたが
ここでヒャダルコの目的を整理しておこう。
1)パルプンテが意識不明の植物状態になってしまっている。
2)原因がわからないが、どうやらそれは対イデア後、サイファーの残骸に近づいた時に関係があるらしい。
3)ウィンヒルで、ヒャダルコはパトロールをするラグナの行動を左右することに成功している。
4)あの時間のパルプンテに乗り移ることができればパルプンテサイファーに近づけないようにできるかも。
5)しかしエルオーネは、自分が直接出会った相手にしか憑依させられない。
6)だからエルオーネにパルプンテを会わせる必要がある。
7)もしエルオーネが宇宙空間にいるのなら、パルプンテをそこまでやらねばならない。
……驚いたな。
つまりエルオーネはいま宇宙にいるのだ。
さすがは月の涙に苦しめられてきた国だ。
エルオーネをアルティミシアが狙っていると信じてもらったのだろうが
現代でも訓練が必要な宇宙飛行士なのに
訓練もナシで飛ばしてしまったのだから。


宇宙旅行の実際は、眠らせている間に射出するらしい。
「まず、キミたちには最初にこのパイプの中のカプセルに入ってもらい、コールドスリープ処理を施す」
中にいる人間を眠らせる理由はなんだろう。
宇宙空間は場所によって当然寒い。
というより、常に日光が当たるような場所にいられるはずがないので
射出コースは日光には当たらないのだろう。
つまり、内部で人間が熱を必要としていたら
熱を供給するだけの設備が必要になってしまう。
そのあたりを省エネするためなのだろうか。
「処理が終われば、キミたちの入ったカプセルは射出機の中に自動的に装てんされる。あとは発射するだけだ」
どうやら小さい棺桶みたいだから
内部で迂闊に寝返りを打たれるだけで軌道がずれるのかもしれない。
「目が覚めたら到着しているはずだ。あとは向こうのスタッフに任せるといい。説明はこれだけだ」
この慣れ方が異国人にとっては不安だが、ゲームをする人間には頼もしい。
それにしても、本当に宇宙に行くらしいよ。えらいことになっちゃったな。


カプセルに乗れるのはヒャダルコパルプンテ、あと一人らしい。
そこで懲りずにゼルが名乗り出た。
まませんせいの護衛は俺に任せろだってさ。
今度はヒャダルコはいないんだぞ。
バラムのように、走り回って結局ヒャダルコ任せはできないぞ。
だいじょうぶなのか。でもがんばってくれよ。
名誉挽回のチャンスに浮かれるゼルには
押さえ役としてキスティス、アーヴァインをつける。
行動力がない二人をつければ、暴走も少しは和らいでくれるだろう。
ということで消去法でセルフィをもう一人に選びカプセルに入ったら
科学者たちはなれた手つきでヒャダルコたちの3つのカプセルを打ち出した。
すごい速度だ。そして人間大砲みたいに空中に打ち出した。
冷凍睡眠させるのは、きっと恐怖を感じさせないためだ。
ジェットコースターだって乗れない人がいるくらいなんだから。
エスタ人は平和主義者だとか言っているが
基本的な正確は『無茶』だと思う。


というところで今回はこれまで。
本当は、ラグナロクという船で化け物を退治したところまで
三週間くらい前に到達しているのですが
文章におこすのができずにこんなにのんびりです。
まあ、そのぶんぽちがパワーリストを拾ってきてくれるのでよしとしよう。
テントを買い込んでドーピングとか
ダチョウの宝物を横取りしてドーピングとか
本当にFF8は戦わないで強くなるゲームだこと。
「愛を、感じて欲しい」
なるほど、これは不戦のメッセージだったのか。