「FFっぽさ」というのがあるなあと思います。
この状況でこれをしておかないと、この師匠には出会えない、とか。
この状況でこれをして手に入るこれがあると戦いが楽になるとか。
もちろんこれまでのゲームにもそういうものはありました。
私の好きなゲームの一つである『Wizardry』では
村正という日本刀やロードの法衣という鎧がそれにあたります。
他の武器がかすんでしまうほどの性能を備えた逸品たち。
それはFFでやりこみをする人たちのために用意されているものと同じです。
が、決定的に違うことが一つあります。
Wizardry』でそれを手に入れるための障害は、純粋な確率の問題でした。
『FF』では、その知識を知っているかどうかです。
純粋に確率、純粋に知識だけが要求されるのであれば同じような困難だといえますが
攻略本やら攻略サイトやらを見ればその知識を手に入れられるとなったら後者の難易度は激減します。
その結果、やりこんだ人にだけに与えられるべきご褒美が
調べたら必ず手に入るものになりました。
すると、『Wizardry』における「へええ、回復の指輪を6つそろえたんだ! すげえなあ!」
という喜びがFFにおいては
「ほらほら、そこで取りこぼしちゃダメだよ!」という強迫観念になります。
何が言いたいのかというと、攻略本や攻略サイト見ながらやるFFは単なる作業になるんだなあと
久しぶりにもらったコメントを読んで思ったのでした。
コメント封印します。永遠にね。