FF1の飛空艇は確か沙漠に下りられなかったと思うが
ラグナロクはスピードがのろいかわりにおかまいなしに着陸できた。
さっそく歩き回ってみると
ポケステでアイテムをくれるヤツが現れた。
良心がいたむなあ。
そうはいってもこれはゲームだし
デュエルを叩き込みたくてしょうがない。
パンチ頭突きパンチ頭突きパンチ頭突き
残り2秒をきったら
キックパンチ地割れアタック。
最後の地割れアタックだけが全員攻撃なのだが
3体いたサボテンが全員くたばった。
そして戦利品をみて目を疑うことになる。
サボテンのトゲというのは正直どう使っていいかわからんのだが
なんとAPが60! である。
さらに経験点がほとんど入らない。
なにしろ一気に60も手に入ることなんて滅多にない。
ざくざくとサボテンを地割れに飲み込ませていたら
やつが現れた。


それは超巨大なサボテンだった。
ぱっと見たところ、身長は20mくらいある。
遠くから視認できなかったところからすると
砂の中から現れたのだろうか。
いきなりこいつは『針万本』という技を放ち
キスティス先生の身体が数え切れないほどの10ダメージに覆われた。
一本一本は小さいのに、先生は身じろぎもしない
動けないほどのビックリなのだと思う。
そして万本食らったのだろうか。
9999ダメージを受けてキスティス先生の太陽が砕け散った。
慌ててフェニックスの尾で回復させて
ヒャダルコの連続剣とゼルのデュエルを叩き込むものの
こゆるぎもしていないように見えます。
慌てて起動したキスティス先生の『マイティガード』と『ホワイトウィンド』で仕切りなおし
定期的に(なぜか)キスティス先生がハリネズミにされながら
半ばべそをかきながらデュエルを叩き込んでいく。
こゆるぎもしませんな。
とはいえ永遠などというものはなく
サボテンの親玉は倒れ伏した。


サボテンはやはり師匠になってくれた。
お店で売っているサボテンなんて、普通に触れるものだけど
こいつはちょっと別格だ。
触るものみな傷つける忌まわしい存在よ
お前には『ぎざぎざしんぞう』という芸名を授けよう
わかってくれとは言わないが〜