2006-06-11から1日間の記事一覧

「決まったみたいね」 ヒャダルコの表情の変化をキスティス先生が見て取った。 これまで鉄の行動力の男だったヒャダルコを 先生はずっと近くで見てきている。 その行動力は、自分が傷つかないために極度に行動を制限した結果得たものだが 今度のものは、自分…

怪物の資料があった部屋にやってきて、座り込んで頭を抱える。 おそらく最後の未回収案件だったラグナロクだが 不思議なことに、エスタの人間が回収にやってくる気配がない。 大気圏の内側であれば自動操縦も可能だというのに それほどに、二人の魔女がやっ…

ラグナロクの自動操縦は至れり尽くせりで 無事にエスタの赤茶けた地表に着陸した。 待っていたのはエスタの神官だろうか、それとも権力者だろうか。 意外なほどに警備の兵はいなかった。 おそらくまませんせいの話を聞いて エスタの魔女への知識はかなり修正…

例の魔女の音楽が流れている。 それを背景に、ヒャダルコが一人でもの思いに沈んでいる いつもなら「おハロー」と思考を中断する娘が隣りにいるってのに 邪魔する様子もなく静かである。 おそらく心配で泣きつかれて眠ってしまったのだろう。 ヒャダルコが自…

ヒャダルコとパルプンテは実は似ている。 ヒャダルコはエルオーネおねえちゃんをエスタに連れ去られ パルプンテはやさしかった母ジュリアを自動車事故で失った。 カーウェイ大佐も仕事一筋になる前は優しかったらしい。 それまでの二人の思い出といえば ヒャ…

『エア・ステーションスタッフ一同、貴船の幸運を祈る』 最後に伝えられたそのことばに、ありがとう、と反射的にヒャダルコは礼を言う。 そして、後ろでぼーっと突っ立っているパルプンテに席に着くように指示をした。 パルプンテは少し歩くが低重力の中での…

ヒャダルコは背景を考えなければいけないが パルプンテは何も考えないようにプログラムされている。 感激して背中にだきついてきた。 しかしヒャダルコはそれを払いのけたりはしない。 それが不気味だったのか、パルプンテはすごすごとひきさがった。 「この…

怪物たちを駆逐して、リフトが使えるようになった。 上昇した先は操縦席のようで、満面に星空が広がっている。 のんき者のパルプンテは大喜びをし、両手を広げて見入っている。 一方のヒャダルコは、目の前に広がる機器類にくらくらしていた。 こんなもの、…

愛を、感じてほしい。 〜FF8プレイ日記 Vol.38〜

最近ぽちがアイテムを拾ってきません。 Bランク……ゼロ、Cランク……26、Dランク……75 この数値のままこの二日ほど動いていないご様子です。 反抗期なのでしょうか。 まあ、ぽちの反抗期はたぶん放っておけば解決できそうだからいいですが。 さてはて。コメント…