ガーデン関ヶ原

「ヒャダルコ、キスティス、セルフィ」 魔女の声が聞こえた。SeeDとひとくくりではなく、名前で呼ぶようになった。 まませんせい、憑き物がおちたんですか? 見上げると、演壇の上でイデアがぐったりとしている。 そして名前を続けた。 「アーヴァイン、ゼル…

エレベータを登っていよいよ魔女の部屋となる。 直前にセーブポイントがあるのは、やはり強敵だからだろうか。 ヒャダルコたちがのんびりとセーブをして、お互いにハイポーションを使って ドーピングの再チェックをしている間もサイファーとイデアは待ってく…

中庭に出て驚いた。 中庭の中央に光がさしこんでいて そこに巨大なトカゲがいる。 クビが三つあり、胴体は太い。 しきりに身悶えているのは、光にとらわれているのかな。 話しかけたら仲間になってくれるだろうか。 そんな甘い話はない。問答無用で戦闘にな…

サイファーとイデアを求めてガーデン内部を徘徊する。 もちろんゆうざん師匠に蚊取り線香は炊いてもらっているので快適である。 レベルが上がれば有利になるほかのゲームとは違い 力を得るもとがドーピングであるFF8では、自分のレベルがなるべく低い方がい…

ガーデン内部に侵入したら、ちょうど会議をしているゼルたちと行きあった。 この中に魔女がいるはずだ、という。 皆がヒャダルコの言葉を待っている。何かしゃべらなければいけない。 敵は昔育ててくれた女性で、学園長の奥さんだ。 でも、いまさら迷ってな…

ゼルの又貸しは許しがたいが しかしその点についてパルプンテに焼きを入れてもしょうがない。 「それは一番気に入ってるんだ。ちゃんと返せよな」 「かっこいいもんね、これ。なんてモンスターがモデルなの?」 「モンスターじゃない。想像上の動物……ライオ…

「うん、それでいい。りっぱだったよ」 そうか。カドワキ先生は士気の低下を感じ取って ヒャダルコに演説をさせるために呼び出したのか。 邪推してすみませんでした、先生。 そして、ニーダが見事なコントロールでガルバディアよりも高く飛行し その校庭に正…

途方にくれたゼルがやってきた。 「ダメだ、校庭に行く道がないんだ。やつらがバリケードを張って通さないんだ」 なるほど。 第一波、第二波の残存兵は侵入地点として校庭を確保したのか。 ということは、向こうも第三波は接触して一般兵の大量投入を考えて…

最初のすれ違いでサイファーが打った手は、バイク部隊による校門、正門からの侵入だった。 二度目の作戦は、モビルスーツの投入である。 以前ガルバディア・ガーデンを訪れた時学園の上空を飛び回っていた個人用の飛行機だ。 それらは外壁に取り付くと、兵士…

ガルバディア・ガーデンがバラムに衝突する。 するとその衝撃で校庭の一部が崩れ落ちてしまった。 その一部にはパルプンテが乗っていて、地面ごと崖を滑り落ちてゆく。 危うく崖の出っ張りを掴んだものの 自分が立っていた足場がガーデンの車輪部分に巻き込…

森の中で草を食んでいた鹿が、ガルバディア・ガーデンに驚いて逃げてゆく。 それでも、あんまりな低空飛行はしていないようで、森の木々をなぎ倒したりはしていない。 ガーデンが近づくなか、校庭に向かおうとしているヒャダルコは なぜか2階に下りていた。 …

のっぴきならない距離まで接近したら、場面がブリッジに切り替わった。 そこに、呼び出されたヒャダルコがあがってくる。 シュウ先輩もいない。彼女も物資補給などの役目があるからいつもここにいられないのだろう。 普段はずっと、一人で航海をしてくれてい…