Disc2

「ヒャダルコ、キスティス、セルフィ」 魔女の声が聞こえた。SeeDとひとくくりではなく、名前で呼ぶようになった。 まませんせい、憑き物がおちたんですか? 見上げると、演壇の上でイデアがぐったりとしている。 そして名前を続けた。 「アーヴァイン、ゼル…

エレベータを登っていよいよ魔女の部屋となる。 直前にセーブポイントがあるのは、やはり強敵だからだろうか。 ヒャダルコたちがのんびりとセーブをして、お互いにハイポーションを使って ドーピングの再チェックをしている間もサイファーとイデアは待ってく…

中庭に出て驚いた。 中庭の中央に光がさしこんでいて そこに巨大なトカゲがいる。 クビが三つあり、胴体は太い。 しきりに身悶えているのは、光にとらわれているのかな。 話しかけたら仲間になってくれるだろうか。 そんな甘い話はない。問答無用で戦闘にな…

サイファーとイデアを求めてガーデン内部を徘徊する。 もちろんゆうざん師匠に蚊取り線香は炊いてもらっているので快適である。 レベルが上がれば有利になるほかのゲームとは違い 力を得るもとがドーピングであるFF8では、自分のレベルがなるべく低い方がい…

ガーデン内部に侵入したら、ちょうど会議をしているゼルたちと行きあった。 この中に魔女がいるはずだ、という。 皆がヒャダルコの言葉を待っている。何かしゃべらなければいけない。 敵は昔育ててくれた女性で、学園長の奥さんだ。 でも、いまさら迷ってな…

ゼルの又貸しは許しがたいが しかしその点についてパルプンテに焼きを入れてもしょうがない。 「それは一番気に入ってるんだ。ちゃんと返せよな」 「かっこいいもんね、これ。なんてモンスターがモデルなの?」 「モンスターじゃない。想像上の動物……ライオ…

「うん、それでいい。りっぱだったよ」 そうか。カドワキ先生は士気の低下を感じ取って ヒャダルコに演説をさせるために呼び出したのか。 邪推してすみませんでした、先生。 そして、ニーダが見事なコントロールでガルバディアよりも高く飛行し その校庭に正…

途方にくれたゼルがやってきた。 「ダメだ、校庭に行く道がないんだ。やつらがバリケードを張って通さないんだ」 なるほど。 第一波、第二波の残存兵は侵入地点として校庭を確保したのか。 ということは、向こうも第三波は接触して一般兵の大量投入を考えて…

最初のすれ違いでサイファーが打った手は、バイク部隊による校門、正門からの侵入だった。 二度目の作戦は、モビルスーツの投入である。 以前ガルバディア・ガーデンを訪れた時学園の上空を飛び回っていた個人用の飛行機だ。 それらは外壁に取り付くと、兵士…

ガルバディア・ガーデンがバラムに衝突する。 するとその衝撃で校庭の一部が崩れ落ちてしまった。 その一部にはパルプンテが乗っていて、地面ごと崖を滑り落ちてゆく。 危うく崖の出っ張りを掴んだものの 自分が立っていた足場がガーデンの車輪部分に巻き込…

森の中で草を食んでいた鹿が、ガルバディア・ガーデンに驚いて逃げてゆく。 それでも、あんまりな低空飛行はしていないようで、森の木々をなぎ倒したりはしていない。 ガーデンが近づくなか、校庭に向かおうとしているヒャダルコは なぜか2階に下りていた。 …

のっぴきならない距離まで接近したら、場面がブリッジに切り替わった。 そこに、呼び出されたヒャダルコがあがってくる。 シュウ先輩もいない。彼女も物資補給などの役目があるからいつもここにいられないのだろう。 普段はずっと、一人で航海をしてくれてい…

いざゆかん、はじまりの場所へ。 と意気込んでみたものの、石の家ってどこにあるんだろう。 世界各地を走り回っているときには何度か灯台を見た記憶があるけれど 実際にそれがどこかとなると思い出せない。 困っていたらシュウ先輩が教えてくれた。 セントラ…

みんなが立ち去ったコートにパルプンテだけがヒャダルコを待つ。 パルプンテは気弱そうだった。 そりゃそうだ。結局、自分が感じている不安には誰一人賛成してくれなかったのだから。 「結局俺たち孤児院育ちはお嬢ちゃんとちがってバトルしかないんだよ!」…

「みんな、まませんせいのことは思い出せる?」 石の家の保母さん、通称カドワキ先生のことである。 それにしても『まませんせい』とはいい呼称だと思う。 母親と同時に先生になろうという気概が感じられる。 母親の愛は、子どもを虚弱児にするか暴君にする…

サイファーよ、おまえもか。 この調子で風神も雷神も出てくるんじゃないだろうな。 ニーダやシュウも出てくるんじゃないだろうな。 まませんせいは実はカドワキ先生だったとか。 もうなんというか、この度の騒動は全部この石の家からはじまりましたーってい…

あまりに理不尽な真相解明にさすがにぐったりしてきたが何とかがんばろう。 透けているヒャダルコは、砂浜で花火をしている子供たちを追うことにする。 砂浜の子どもたちに加わらず、ヒャダルコはひとりでおねえちゃんを思って泣いていた。 (我ながら情けな…

と思ってたら、なんとその殺人マシーンであるアーヴァインがわかるよと言い出した。 なんだ。ゲーム内でのパルプンテの言葉の意味は違ったのか。 どう考えてもアーヴァインがわかるとは思えない考え方だったんだけど。 俺のここまでの文章はいったい? まあ…

バスケットコートでセルフィを待つ。すでにゼルとパルプンテもやってきていた。 二人で待ってるならおしゃべりでもしていたらいいのに 3ポイントシュートくらいの距離を置いている。なんなんだ。 ヒャダルコが待機を命じてすぐにセルフィがやってきた。 さっ…

看病疲れのひとに挨拶していたセルフィに、子どもたちが駆け寄ってきた。 男の子が開口一番でセルフィに謝っている。 「えー? なにー? なんで謝ってんのー?」 「セルフィがくれた、クマさんのぬいぐるみ、助けられへんかった!」 強い子だ。あんなに墓場…

トラビア・ガーデンに到着した。惨憺たるありさまだった。 もとはドームに近い構造だったようだが ミサイルの直撃のためか一部をえぐられた学園は見下ろすとパックマンに見えるはずだ。 残骸から読み取れる建物の色は白をベースにして青の模様が入っており …

バラムを解放して、復活したセルフィがブリッジにやってきた。 それにしてもいつもセルフィはブーツの裏を気にするよな。 犬のウンコを踏んづけて大失敗したトラウマでもあるのだろうか。 「次の目的地決まった〜?」 セルフィは、トラビア・ガーデンに行き…

おお、ヒャダルコが説得を開始しました。 説得が通じない男No.1のサイファーのシンパだから絶望的だとはいえ 自分が殺したくない、傷つけたくない相手にはできるだけ努力をしようという気持ちが芽生えつつあるのだ。 みんながよってたかって話せばわかると言…

戦術は ヒャダルコがぶんどりパルプンテが殺してしまわないようにケアルをかけて ぶんどれたらゼルが頭突きとパンチで倒すというものを採用した。 分捕れた戦利品は、パワーアップというものが2個。 どうやら使用すると、ドーピングではない素の力が1上がる…

埒の明かない会話にゼルが痺れを切らしたら 「指揮官どのに指示を仰げ! 指揮官どのなら今はパトロール中だ!」 とたらいまわしにされた。 なんだ、お前は指揮官なのか、雷神。 仕方なく雷神を探しに行くことにする。 雷神の好きなものは虫だから きっとのあ…

「なんだ、おまえたちは? この街の住人か?」 これまで会話は主にヒャダルコに任せていたゼルも黙っていられないらしい。 そうだ住人だ! 「住人くらいはいれてくれたっていいだろ?」 しかし兵士の対応はにべもなかった。 ヒートアップするゼルに比べてヒ…

さあ、シュウ先輩の顔を立ててバラムに遊びに行こう。 この人は、何度ブリッジで話しかけても同じことしか言わない。 なんだろう。バラムに家族がいるのかな。 バラムに恋人がいたりして。 そう決めつけるとして、やっぱり傭兵じゃないだろう。 かわいいとこ…

ともあれ左上のタイマーがなくなったので 安心してトンベリを狩ることにする。 目的は「ほうちょう」である。 ほうちょう×1→(生命魔法精製)→デス×30 オーディンのカードで200個ぶんのデスは手に入っているので 残りの4人、400個を集めよう。 しかしトンベ…

三度目の挑戦で、ようやくしかけを発見して階段を作ることができた。 そのまま登っていくと、人間と怪物の中間のような石像がある。 調べると片目に宝石がはまっているようだった。とりあえず取ってみたが、何もおこらない。 もう少し上に上ると同じような石…

草原の向こうに黄褐色の建物が見える。 遺跡、というよりは何らかの観測基地に思えるのだが ステータス画面を眺めてみるとセントラ遺跡と書いてあった。 気がつくと左上に19:38の文字があり、見る間に減っていく。 どうやらタイムトライアルに無理やり巻き…